NPO補完代替医療推進センター

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ホーム代替医療(第四の医療)トップ補完代替医療最新情報>補完代替医療レポート 第1号【作成2008.4.15】

補完代替医療最新情報

ドクターCAM補完代替医療の最新情報レポート

世界の状況

最近のWHOの調査によれば、世界人口の約80%の人々が近代的な西洋医学以外の代替医療を何らかの方法、すなわち、人間をホリステック(全人的)でより多角的にとらえる補完代替医療(CAM)を取り入れています。

薬の副作用死が死因の第4位・・・アメリカ

アメリカ国内における薬品の副作用に関する記事によれば「医者によって正しく処方された医薬品の副作用による死者はアメリカ全体で106000人に達しています。」この推計は人為的なミスは除かれており、適正な使用の結果起きた副作用に絞って算出されたもので、一般に考えられている以上に深刻な問題です。

アメリカでは代替医療を好意的に見ている医師は2人に1人ぐらいになっていと言われています。例えば、がん治療に鍼灸、エステを加えた治療が多くの病院にて実践されています。もちろん機能性食品等も以前から使用されています。そのくらい、代替医療の流れは速度を増しています。イギリスにおいても、鍼灸、ハーブ、太極拳、食事療法、心理療法などの代替医療が行われています。

代替医療が注目・発展のきっかけは

マクガバン(元アメリカ上院議員)レポートから始まりました。1997年に、アメリカ合衆国上院特別栄養委員会の、マクガバン・レポートから始まりました。「アメリカ国民が健康に病む原因の一番として、アメリカ社会の食生活に大きな問題があることがわかりました。」

二番目の問題は「ストレスを受けやすい社会構造であること。」三番目が「運動不足、車社会のアメリカでは運動不足が深刻な健康阻害要因となっていること。」四番目に「環境汚染が国民の健康を著しく犯している。」という指摘が報告されました。

レポートの結論として

1番いわゆる現代病というのは、ウイルスなどの細菌などが原因となって発病するのではなく、国民の体質が病気を作りやすくなっているというものです。

2番ガンや糖尿病、血流障害、骨粗鬆症、心臓病など病院の薬で治せない病気が増加してきた。

3番このことから薬に頼りすぎていたことの反省から、「食生活の改善」「ジョッキング」、断食などの代替医療が注目され、広く受け入れるようになったのです。

マクガバン・レポートの提言

マクガバン委員長は「ガン、心臓病、脳卒中などの慢性病は、肉食中心の誤った食生活が引き起こした食源病であり、これは薬では治らない。われわれはこの事実を率直に認めて、ただちに現在の食事の内容を改善する必要がある。」と報告するとともに、七項目の改善目標を示したのです。

改善目標
改善目標1食べ過ぎない。
改善目標2野菜、果物、全粒(未精製)穀物による炭水化物の摂取量を増やす。
改善目標3砂糖の摂取量を減らす。
改善目標4脂肪の摂取量を減らす。
改善目標5特に動物性脂肪を減らし、脂肪の少ない赤身肉、鶏肉、魚肉に変える。
改善目標6コレステロールの摂取量を減らす。
改善目標7食塩の摂取量を減らす。 

最も理想的な食事は、元禄時代以前の日本人の食事であるとも提案しています。つまり、それは精白されていない米や粟、稗、麦など、主に未精製の穀類、豆や黍(キビ)などを主食とし、季節の野菜や魚介類、海藻などをおかずにした時代の食事のことです。

そこで、マクガバン・レポートを基にして、国立ガン研究所(NCI)は、まったく新しい栄養療法の研究に着手し、1990年には、「デザイナーフーズ計画」という植物性食品(主として野菜や果物)による、ガン予防研究プロジェクトをスタートさせたのでした。その成果が着々と出てきています。ガンよる死亡率の低下等があります。日本の場合はこのような対策が打たれなく、西洋医学のみの治療がなされたためかえってガン死亡率は増加の一途を辿っています。

NPO補完代替医療推進センターCAMでは、近代西洋医学と代替医療を合体させた医療の推進活動を行っています。現代医学の始祖・ギリシャのヒポクラテス医師は医学の心得として次のように述べています。

「人間は神様によって自然治癒力が与えられているから、医師と薬がそ れを手助けすることで病気は良くなる。そのことを忘れてはいけない。」当NPO補完代替医療推進センターCAMは、上記「ヒポクラテスの心得」を信奉しさらに「病気のみを治すのではなく、病人を救うことを目的とします。」

NPO補完代替医療推進センターCAM

理事長 山本英夫

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