<第118年会日本薬学会>1998年4月 於:京都

講演者:神戸薬科大学 ○難波宏彰、久保恵子、滝井澄子
     大阪逓信病院第二内科 小牟田清氏

演題:マイタケおよびマイタケMD-Fraction投与による癌治療例

講演要旨:

 マイタケ粉末500mgにビタミンC20mgを添加し打錠し3〜6g/日、またはβ-1.6を直鎖としβ-1.3の分枝鎖を有するβ-glucan(MD-Fraction)の50〜100mg/日を各種の担癌患者に所定量、3ヶ月〜2年にわたり投与した。

 その結果、ステージV〜Wの25〜65歳の患者である全症状187名において、乳がんでは14名/20名、肺がんでは19名/26名、肝癌では9名/17名にCTおよびMRI観察の結果、癌の退縮が見られた。

 また退縮が十分に認められない場合でも、腫瘍マーカー値の減少やIL−2分泌量あるいはCD4+、NK細胞の増加や活性増強などの免疫反応の改善が認められた。

 さらに抗がん剤との併用により癌の縮小が著しく起こることが見られた。

 また同時に、嘔吐・脱毛・下痢・食欲不振といった抗がん剤の副作用軽減が認められた。

 この臨床例からマイタケMD-Fractionの癌代替治療の可能性が考えられたが、より多くの例数確認を行い結論を出したい。



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