最近のWHOの調査によれば、世界人口の約80%の人々が近代的な西洋医学以外の代替医療を何らかの方法、すなわち、人間をホリステック(全人的)でより多角的にとらえる補完代替医療(CAM)を取り入れています。

■アメリカでは薬の副作用死が死因の第4位
アメリカ国内における薬品の副作用に関する記事によれば「医者によって正しく処方された医薬品の副作用による死者はアメリカ全体で106000人に達しています。」この推計は人為的なミスは除かれており、適正な使用の結果起きた副作用に絞って算出されたもので、一般に考えられている以上に深刻な問題です。

アメリカでは補完代替医療を好意的に見ている医師は2人に1人ぐらいになっていと言われています。例えば、がん治療に鍼灸、エステを加えた治療が多くの病院にて実践されています。もちろん機能性食品等も以前から使用されています。そのくらい、補完代替医療の流れは速度を増しています。イギリスにおいても、鍼灸、ハーブ、太極拳、食事療法、心理療法などの代替医療が行われています。

補完代替医療が注目・発展のきっかけはマクガバン(元アメリカ上院議員)レポートから始まりました。1997年に、アメリカ合衆国上院特別栄養委員会の、マクガバン・レポートから始まりました。「アメリカ国民が健康に病む原因の一番として、アメリカ社会の食生活に大きな問題があることがわかりました。」

二番目の問題は「ストレスを受けやすい社会構造であること。」三番目が「運動不足、車社会のアメリカでは運動不足が深刻な健康阻害要因となっていること。」四番目に「環境汚染が国民の健康を著しく犯している。」という指摘が報告されました。

マクガバン委員長は「ガン、心臓病、脳卒中などの慢性病は、肉食中心の誤った食生活が引き起こした食源病であり、これは薬では治らない。われわれはこの事実を率直に認めて、ただちに現在の食事の内容を改善する必要がある。」と報告するとともに、七項目の改善目標を示したのです。

最も理想的な食事は、元禄時代以前の日本人の食事であるとも提案しています。つまり、それは精白されていない米や粟、稗、麦など、主に未精製の穀類、豆や黍(キビ)などを主食とし、季節の野菜や魚介類、海藻などをおかずにした時代の食事のことです。

 そこで、マクガバン・レポートを基にして、国立ガン研究所(NCI)は、まったく新しい栄養療法の研究に着手し、1990年には、「デザイナーフーズ計画」という植物性食品(主として野菜や果物)による、ガン予防研究プロジェクトをスタートさせたのでした。その成果が着々と出てきています。ガンよる死亡率の低下等があります。日本の場合はこのような対策が打たれなく、西洋医学のみの治療がなされたためかえってガン死亡率は増加の一途を辿っています。

補完代替医療と西洋医療が柔軟に特徴を生かす総合医療体制がもとめられています。現代医学は、科学的分析力に基づくハイテク治療を確立し、多くの領域で成果を上げていますが、それでもガンや生活習慣病などの難病・慢性病が増え続けています。

そんな中、これらの病気に対し、補完代替療法を用いた治療法が注目されています。健康補助食品・漢方をはじめ、気功、呼吸法などの多彩なアプロ―チを駆使して人間の自然治癒方を回復させ、病気を治癒ヘと導くことが目的です。こうした医学的な流れは、人間を心身一体の全身的存在ととらえるホリスティック医学として日本でも認識され始めています。

代替療法を意味するものとして、欧米にはオルタナティブ(代替)と、コンプリメンタリー(補完)という2つの言葉がありますが、両方とも同じものを指しています。現状では近代西洋医学以外、すべて補完・代替療法と位置づけられています。中国医学の鍼灸や漢方、気功のほか、各種伝統医学、ホメオパシー(同種療法)、オステオパシー(整体)、カイロプラクテックなどを含めた、すべてが補完・代替と見なされています。

欧米では、もともと体制への反発や、生き方の問題として提起されてきたものですが、この一連の流れを医療の世界でも受け継ぎ、現代医療のあり方を見直し、新しい医療の流れをつくる意味で代替療法が導入されることになったのです。今でもイギリスの医療関係者は、「あくまで西洋医学を補完する手段でしかない」と強調しますが、内容的には、アメリカと同様にCAM(カム/コンプリメンタリー・オルタナティブ・メディシン:補完代替医療)として定着し始めているのが現状です。

人間を全体としてみるホリステイツク医療を目指しての試み
西洋医学では、日本に限らず「科学的に検証されているものだけが本当の医療」という認識が強いようです。
代替療法は検証性に欠け、あいまいな点が多いと思われています。現段階では、確かに科学的な検証は不十分ですが、患者さんを癒し、病気を治癒させる可能性も十分備わっています。

 科学が進歩するにつれて代替療法について納得のいくデータが得られ、オーソドックスな医学療法として足場が築かれることを期待する医療関係者も増えてきました。
社会的認知へ向け、科学的な検証を継続するとともに、さらに自然治癒力を引き出すための努力が求められています。そして、「もっとも肝心なことは、代替療法のオピニオンリーダー的な人達も、西洋医学の中心的立場の人も、互いに柔軟な思考を持ち、総合医療の発展を目指してほしい」という声が患者さんの中から出ていることです。

このー環として、最近では、代替療法の国際会議が盛んです。
アメリカやイギリスなどの関係者を含めて具体的な代替療法の情報交換、討議が行われています。
日本でも代替・相補・伝統医療連合会などが発足し、漢方の東洋医学会、歯科東洋医学会、アーユルヴェーダ(インド生命学)、アラビア医学など、代替療法と呼ばれている分野の関係者が集結し、新しい代替医療の確立を目指しています。
そもそも、代替療法は、生命全体の現象について診ていく医学分野で、病気を作り出す原因から根絶します。癌(ガン)やアトピーなどの難病で注目が集まるのはそのためです。

 代替療法から『統合医療』を目指すとき、伝統医学にみられる「お山の大将」という意識を捨て、まず代替療法側が足並みをそろえる必要があります。当然ながら西洋医学とミックスして、初めて『統合医学』が実現します。すでにアメリカやイギリスでは、この動きがかなり進んでいます。日本では、まだ代替療法同士が何となく協調していないのが現状です。

 ―方で、ユーザー側をみると、代替療法を行っている人は、増加傾向にあります。例えば鮫の軟骨、キチン・キトサン、アガリスク、マイタケ、ザクロ、ウコンなど種々様々です。
利用者の意識が「西洋医学だけ」から脱してきたのです。生命の本質は複雑ですから、患っている臓器だけをとらえるのではなく、総合生命学という観点で病気の治療に携わることが求められ始めたからです。

 例えば、ホリスティック医学では、胃癌(ガン)が発症したら、その癌(ガン)細胞だけに目をとうじるだけでなく、体全体をチェックします。体に何らかのゆがみが生じて、たまたま胃にその症状が現れたという考え方に基き、食生活や人間関係、ストレスなどの日常生活全般を見直して病気に対応します。
人間を心身一体の全体的存在としてとらえる「ホリスティック思想」は、患者さんの二―ズから生まれたものでもあるのです。

 薬や手術に頼らない療法(代替医療)として健康補助食品の機能が注目される気になる二ユースがあります。1993年、WHO(世界保健機構)が結核に関する「世界非常事態宣言」をしました。
世界人口の3分の1をこえる人々が、結核菌に感染しているということです。
 かって結核といえば、現在の癌(ガン)のように死の病とされてきましたが、効き目の良い抗生物質が開発されてからは、ほぼ撲滅されたと思われていました。
ところが治る病気が治らないという状況が近年、再び生まれ、この非常事態宣言となったのです。これは抗生物質が効かない耐性菌がはびこるようになったからです。

 こうした現象は、薬剤に頼りきってきた現代医学へ大きな警鐘として受け取らなければなりません。
いくら優れた薬が開発されても、菌が抵抗カを付けて強い菌として生まれ変わるのです。
 このイタチゴッコが現代医療の技術を引き上げたのでしょうが、「薬剤のみに頼らない」「免疫力を引き上げる」など、人間が本来持つ能カの回復・維持力にもっと真剣に取り組んでも良いのではないでしょうか。
 健康補助食品を用いることは、その手段のひとつです。利用される素材も作用も様々で、伝統的なものから、最近の研究で作用がわかった新素材などまでバラエティに富んでいます。

 神戸薬科大学の難波宏彰教授が、マイタケのβ-グルカンに強力な抗腫瘍作用があることを発見し、かつ、臨床的にもある程度の効果のあることが証明され話題になっています。
抗癌(ガン)剤の副作用緩和をはじめ、免疫カの向上、癌(ガン)細胞の発生・増殖の抑制が主な働きです。マイタケの子実体を加熱処理し、抽出したMD-フラクション成分に強い抗腫瘍性が見られたので、1986年の日本薬学会に発表されました。

 難波教授は、「代替療法が受け入れられ、社会的に成熟したアメリカやイギリスでは、外科療法、化学療法、放射線療法のいずれかを用いてもガンの克服が困難な現状に対して、免疫療法がスポットを浴びています。一般に抗癌(がん)剤投与という化学療法では、食欲不振、吐き気、脱毛、白血球の減少などの副作用を免れることはできません。マイタケを併用した場合、このような副作用も軽減され、痛みも緩和されることが、臨床的にもすでに効果があることが認められています。」と、代替療法の必要性を指摘しています。

健康補助食品には、免疫力を高めるなど4つの作用があります。

 イギリスやアメリカでは、オルタナティブサプリメント(代替補助食品)という概念が確立されています。最近の報道でも、アメリカでは癌(ガン)を患った人の50%が代替療法に積極的だともつたえられています。わが国でも近年、様々な健康補助食品が登場していますが、その作用・特徴について、―般の人には、十分、正確な情報を得られない傾向もあります。機能別にみると、その作用は四つに大別されます。

人体は、30〜37兆個を超える細胞で、でてきており、毎日、体のどこかで活発に細胞分裂が行われています。その細胞の中には何らかの原因で遺伝子に傷がつき、突然変異を起こしてガン細胞に変わってしまうものもあります。
 しかし、免疫細胞が正常に働いていれば、ごく初期の段階で癌(ガン)細胞を排除することもできます。このグループに入る機能性食品は、免疫細胞の働きを増強するものです。
AHCC、アガリスク、マイタケ(D-フラクション)、核酸、キチン・キトサン、タヒボ茶、プロポリス、霊芝、スピルリナ、冬虫夏草、波動共鳴水などがこれに当たります。

 活性酸素とは、私たちが呼吸する大気中の酸素よりも活性化された酸素とその関連分子の総称です。活性酸素は、白血球が細菌を殺す場合、それを助けて働きます。しかし、過大な疲労やストレスなどで、活性酸素が体内で増加・残留しますと、その強力な酸化能力によって組織細胞に障害を誘発する作用もあります。
 癌(ガン)、動脈硬化、心筋梗塞、肺気腫、脳梗塞、胃潰瘍、糖尿病、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどの様々な病気に活性酸素が影響していると考えられています。活性酸素は人体にとって両刃の剣なのです。

 その活性酸素の働きを抑える(そのカギを握るのがSOD酵素:スーパー・オキサイド・ディスムターゼです。)作用をもった機能性食品のグループは、大豆発酵抽出エキス、米胚芽、霊芝エキス、ルイボスティー、サンザシエキスなどです。

 癌(ガン)は1~2ミリくらいに成長すると、新生血管造成因子という物質を放出してガンを養うための腫瘍血管をつくります。その腫瘍血管から栄養を吸収し大きく増殖します。ガンが血管を作ろうとする働きを阻害し、癌(ガン)の増殖を抑制する機能をもつ食品がこのグループで、サメ軟骨などがあります。

 癌(ガン)患者、とくに消化器癌(ガン)の患者さんは、栄養の吸収率が悪く、病気の回復力が思うように進まなかったり、抵抗力がつかない、活力が湧かないといったことがあります。
 栄養素は口から取り入れるだけではなく、吸収されてこそ、エネルギーになり、自然治癒力の向上をもたらします。その栄養素の吸収を高める機能性食品として、アロエ、花粉食品、ケフィア、乳酸菌、ビフィズス菌、オリゴ糖、酵素、などが注目されています。

医師が使用実践している「代替療法で活躍する抗ガン食品とは

■健康管理完全ガイド ライフウエル編著 泰光堂 より一部抜粋

第2号【レポート作成日2008年8月20日】

 近代西洋医学が発達したこの21世紀においても、「治らない病気」「治療法がない」「現状を維持するしかない」等々を医師から宣告されて希望をなくしている方々が多々居られます。
 しかし、今、西洋医学に補完代替医療(機能性食品、サプリメント、鍼灸・漢方などの東洋医学、民間伝承医学、気功、アロマセラピー等々)を取り入れれば、改善に向かっている方も多々居られます。西洋医学の良さはよさとして認め、伝承医学の良いところも導入した治療をする時代となっています。伝承医学の一つに「気功があります。第一部では「気功」についてご説明いたし、第二部で「遺伝子を理解し利用する」を説明いたします。」

気功、基本の理論は、病気の原因はすべて身体の中に循環していたものが通らなくなる状態(経絡)を、開き、「氣」という生命エネルギーを通じさせることで病気を克服しようとする方法です。

■「氣」は生命力、空気ではありません。
 「氣」とは、生命のエネルギーなのです。 その生命のエネルギーは、人間、動物、植物といった生命体にだけ存在するのではありません。生命を持たない物質の中にも「氣」はあるのです。
たとえば、座っている椅子からも「氣」は出ています。身に着けているブレスレットにも「気」はあります。「そのような無生物に『氣』があるなんておかしいじゃないか」と考えるのは、自然なことかもしれません。

 しかし事実に、そういう物体の中にも一種のエネルギーがあり、流れているのです。現に私は、物体の中からも「氣」を感じます。陰と陽、プラスとマイナス。物体はこの二種類から成り立ちます。物理学の時間に、原子の核がプラスで、その周囲を回る電子はマイナスであると習ったと思います。私は、核と電子との間に「氣」が存在し、自由に両者を行き来しているのではないか、そしてその「氣」が、私たちの健康や生活に影響を与えているのだと考えています。

■ブラス思考もまた「気」を創出します。
物事を良い方へと考えることです。人間の思考能力・脳でプラス思考を意識的に作ることです。

■健康な生活を送るためには、「良い気」を取り入れ、「悪い気」を出すことか大事なのです。

 こうした「氣」の交換は外気功と呼ばれています。さらに、その「氣」を体内で循環させ、自分でコントロールできるようにする訓練、それが内気功です。
 この両者を練習することによって、気功ができるようになるわけです。種々の生命力を繰り、「氣」が人間にとって良い作用を働かせる方法を研究してきました。

 中国医学では、人の身体には経路と呼ばれる、血管、リンパ、神経系とは異なる系統が走り、つながっていると考えられています。この経路こそが体内での「氣」の通り道。ここが詰まって「氣」が通りにくくなると、病気になってしまうのです。 

■他人が出した「悪い気」を取り入れない。また、他人に向けて「悪い気」を出さないのもエチケットのひとつです。

 ところで、昔から、「お世話になった方には足を向けて眠れない」と言われておりますが、どうして足を向けてはいけないかご存知でしょうか?、実は、人間の「悪い気」とは、足の先から出て行くからです。お世話になった大切な方に向けて、自分の「悪い気」を出すわけにはいかないでしょう。
 普通の人でも、本能の力が高まった時には、思いもかけない能力を発揮します。たとえば、自分の子供が怪我をした時に、母親が「痛いの痛いの、飛んでいけ」と言葉をかけながらさすっているうちに、子供が落ち着くということはよくあります。
 これは、単に子供の気持ちが休まり、安心することで痛みを忘れてしまうだけではないようです。本当は痛みを感じなくなる。つまり母親が「気」をコントロールして、子供から「悪い気」を取り払っているのだと考えられます。

■目に見えない「氣」だから現代医学から見放されてきた

 「氣」は一般の人には目にみえません。また現代では、一部の人たちしか、「氣」を自由に操る力を発揮できていません。このためにどうしても現代医学の世界に従事する方々から、非科学的であるとして否定されてきました。いえ、その世界に働く方ばかりではありません。患者さんの多くもまた、「氣」の力を信じようとしないのです。 

■長寿村は「良い気」でいっぱい
 世界各地に存在する長寿村の人々が長寿である背景には、もちろん、気候、風土が良い、バランスの良い食生活の習慣がある、などといつた要因もあることでしょう。
 ただ私はそれに加え、やはり「気」の影響もあるのだと考えています。「氣」は生命力でありエネルギーですが、生命体にだけあるものでは有りません。無生物にも「氣」は流れています。
 そのため、「氣」は空気、大地、水などの環境の中にも存在します。一般に長寿村には、「良い気」に満ちた場所です。陰陽のバランスの取れた環境の良い場所といえるでしょう。

■何がなくなると死なのか?
 心臓が停止すること、脳が働かなくなること・・・これが一般的な死の提議だといわれています。何かがなくなることで死が訪れる・・・昔行われた西洋医学の実験では、死の前後で体重が変わっているというのです。
 死んだ後のほうが10gほど軽くなっているそうです。では死んだ後に減ったものは何でしょうか? そう尋ねますと、面白いことに日本人の医師の皆さんは「魂」だと答えます。

■遺伝子が目覚めさせ意識的にプラス思考に導く
 
 生命科学の分野で最近、特に話題になっているのが「遺伝子」です。数十年前までは、「遺伝」といえば「それは遺伝だからしかたないよ」などと、親の代から受け継かれた宿命的なものとして、比喩的にとらえられるくらいでした。
 「遺伝だから、いまさらジタバタしたってどうしょうもない」という意味でもありました。これらのことは、一種の「宿命」とか「運命」として受け取られがちでした。
 生命の仕組みは、全く驚くほど不思議なことばかりです。人は「生きる」などに簡単にいいますが、自分の力だけで生きている人は、地球上に一人もいません。
 呼吸にしても、血液循環にしても、私たちが自分で工夫して動かせているのではなく、ホルモン系・自律神経系が、自動的に活躍しているからこそ私達は生きているのです。このホルモン系・自律神経系の活躍を支配しているのが遺伝子です。

■遺伝子が「ON」に反応すると
 例えば、強い精神的ショックを受けると、たった一晩で髪の毛が真っ白になってしまう。一方、末期ガンで「余命数ヶ月」と宣告された患者さんが、半年たっても一年たってもピンピンとしている・・・タバコを一本も吸った事のない人が肺ガンに侵されるかと思うと、1日に百本も吸うのにいたって健康的な人もいる。
 塩分のとりすぎは、高血圧を招くはずなのに、塩辛いものが大好きな人の血圧が正常のまま・・・また、俗に「火事場のバカ力」といって、極限状態になると人間はとってもない力を出す。

 そうかと思うと、どうしようもないボンクラ学生が女性を好きになったとたん、人が変わったようにバリバリ勉強し始めて、アット言う間に優等生になった・・・これらのどれもが遺伝子の働きに関係し、しかも本人の考え方でどちらにも転ぶ。
 そういう可能性があるということがわかって来ました。 例えばガンにかかった時、「治るんだ」と思う人と「もうダメだ」と思う人では、ガンそのものが変わってくる。ひどい高血圧なのりに「俺の血圧は低いのだ」と頑固に信じているとなぜか症状が軽い、こういうことに遺伝子が深く関係していると考えられる。

 その働きを意識的に頭脳の中で「プラス思考を喚起しひいては免疫を活性化することが大切です。いずれそう遠くない日ら、精神作用(遺伝子のプラス思考)が遺伝子に及ばす影響が明らかになる日がやって来そうです。何か「気」と相通なるところがあると思いませんか?

■細胞と遺伝子の関係

 私達の体で膨大な細胞からできていることは、皆さんよくご存知だと思いますが体重60kgの人で約30〜37兆個もあります。この細胞の1個1個に、例外を除き同じ遺伝子が組み込まれています。胞の中心には核があって核膜で、その核の中に遺伝子があります。
 元をたどればこのたった一個の細胞(受精卵)からスタートして、細胞分裂を繰り返し、いまの貴方があるのです。その一個一個の細胞のまわりに1000本~10万本の糖鎖が存在します。
 ここで「糖鎖」出てきます。これらの反応をスムーズに行えるように働くのが「糖鎖:細胞間の情報伝達を行う役目を持ちます。」です。重要な働きをします。

■遺伝子をON(プラス思考)にできる人、できない人

 昔から「病は気から」という言い方があります。心の待ち方一つで、人間は健康を損こねたり、また病気に打ち勝つたりする ─ という意味ですが、これこそ遺伝子が関係しているということです。
つまり、心で何をどう考えているかが遺伝子の働きに影響を与え、病気にするかも、遺伝子の働きますと考える学者もいます。

 これは、人間の幸せは生まれつき遺伝子で決まっている、という意味ではありません。
幸せに関係すると考えられる遺伝子は、だれの遺伝子にも潜在しているはずです。その遺伝子をONにすればいいです。
いままで眠っていてoffになっている遺伝子を起こして働かせること、人間の遺伝子のうち解明された遺伝子はまだわずかです。

 これらの遺伝子が、A、T、C、Gの四つの化学の文字で表わされます。30億の情報のもとに細胞を働かせるのですが、実際に働いているのは僅か5%程度とみられ、その他の部分がどうなっているかよくわかっていません。
では幸せをつかむために、私達は遺伝子をどう働かせればよいのでしょうか? それは日常生活をはつらつ前向きに生きることです。「イキイキ、ワクワク」する生き方が人生を成功に導いたり、幸せを感じるのに必要な遺伝子をONにしてくれることなのです。

書籍 『病気がすべて治る「気」の医学』 青島大明著
   『生命の暗号』 村上和雄・筑波大学名誉教授
 

■企画・製作・加筆
NPO補完代替医療推進センターCAM  理事長 山本英夫