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桑の葉・糖吸収阻害メカニズム、肥満に対する消化吸収阻害物質の説明
和名 | クワ |
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産地 | 北半球の温帯から亜熱帯の地域及び南米アンデス地域 |
形状 | 通常は落葉の低木または高木温暖な地域では常緑樹になる |
種 | 約10種,中国には約8種,日本では6種が自生または栽培 |
部位 | 生薬名 | 食薬区分 | 主な作用・効能など |
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根皮 | 桑白皮(ソウハクヒ) | 医 | 血糖降下、美白、利尿、降圧、鎮静、鎮咳、気管支緩和、喘息症状の緩和 |
幼枝 | 桑枝(ソウシ) | 食 | 抗リウマチ、神経痛緩和、関節炎緩和、動脈硬化予防 |
葉 | 桑葉(ソウヨウ) | 食 | 血糖降下、降圧,その他(解熱,鎮咳,感冒,脚気,腹痛などに用いる) |
果実 | 桑実(ソウジツ)桑椹(ソウジン) | 食 | 強壮、腰痛緩和、便秘緩和抗糖尿病など薬用酒として、低血圧症、不眠症などにも良いとされている |
原料提供:日本新薬株式会社
日本人が摂取する総カロリーの約60%は炭水化物に由来し、その内の大半が澱粉やショ糖です。摂取された澱粉は唾液に含まれているα-アミラーゼの作用により加水分解され、最終的には小腸の腸管絨毛に存在するα-グルコシターゼによりグルコ―スまで分解されて吸収します。
近年、桑葉に糖質の消化吸収に係わるα-アミラーゼ、α-グルコシターゼなどの酵素の働きを阻害る作用が見出され、桑葉は「糖質の吸収を抑制するハーブ」として注目されています。
炭水化物消化酵素(α-グルコシターゼ)、脂肪の消化酵素(リパーゼ)、タンパク分解酵素(プロテアーゼ)の働きを阻害(インヒビット)して、これら摂取栄養素の利用を制限する抗肥満法です。当社の成分の特徴は、三大栄養素として一番多く摂取する炭水化物の消化吸収に働く酵素のα-グルコシターゼの働きを阻害する天然成分:桑葉エキスを配合しています。
栄養素 | 含まれる食物 | 酵素とその作用 | 摂取構成比 |
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1.炭水化物 (糖質) | ○澱粉 ○米・麦・イモ類、 ○食肉や肝臓に含まれるグリコーゲン | ○α-グルコシターゼ 注)a ○α-アミラーゼ | 271g/日(66.3%) |
2.タンパク質 | ○鳥獣肉類・魚介類 ○大豆・大豆製品 ○卵類・牛乳・乳製品類 | ○プロテアーゼ 注)b (トリプシン、ペプシン キモトリプシン、エラス ターゼ等) | 79.2g/日(19.3%) |
3.脂質 | ○食物中の脂肪分のことです。 | ○リパーゼ 注)c | 57.9g/日(14.2%) |
4.ビタミン ミネラル | ○野菜類・果物類 |
注)a:α-グルコシターゼ・・・唾液及び十二指腸にて膵臓から分泌される膵液に含まれる酵素で炭水化物を分解吸収に働く。麦芽糖→ブドウ糖 α-アミラーゼ・・でんぷん→デキストリン→麦芽糖と分解
注)b:プロテアーゼ・・・タンパク質は一旦アミノ酸に分解され吸収されます。 胃液に含まれるペプシンによってまず分解吸収されますが、また十二指腸にて膵液に含まれるプロテアーゼ類にて更に分解吸収されます。
注)c:リパーゼ・・・膵液中の主としてリパーゼにて脂肪分を分解吸収。
■桑葉エキスはラットの糖負荷試験で血糖値上昇を抑制することが確認されました。
■桑の葉エキスが血糖値に及ぼす影響