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マイタケ(舞茸)の研究1

全米にブームを呼ぶ“マイタケ(舞茸)効果”とマイタケDフラクションの代替療法活用

全米にブームを呼ぶマイタケ(舞茸)効果

アンドルー・ワイル博士は癌やエイズを始め、免疫系に問題がある患者、慢性疲労症候群や、慢性肝炎の患者、環境中の有害物質に、汚染されている患者にマイタケを勧めている。患者さんに処方するだけでなく、ワイル博士自身が飲んでいるという『マイタケDフラクション(液体エキス剤)』は、マイタケから抽出される特有の成分で、もっとも効率よく摂取できるように工夫された、蛋白結合多糖体である。

今、日本で注目の的になりつつあるのは、日本でも古来から珍重されてきたキノコ“マイタケ(舞茸)”。ここでは、代替医療に欠くことのできない驚異的なヒーリングパワーのメカニズムを探る。日本人の研究によってマイタケには強力な抗がん作用・抗ウイルス作用・免疫強化作用がある、又血圧や血糖値を下げる作用があることがわかってきた。代替医学の権威であり、自然治癒力研究の第一人者である

がんと闘うキノコ

従来からがんに対してはいろんな治療法が試みられてきたが、どれも決定的な方法ではなかった。最近の研究で、キノコに含まれる多糖体β-D-グルカンが、がんの症状を改善させることがわかってきた。ガンの発生や増殖を押さえる機能は、キノコに含まれる成分が免疫担当細胞のマクロファージ(食細胞)、NK細胞、T細胞、B細胞、補体などを刺激して、免疫機能を活性化することでがん細胞を抑制・排除しようとする。

β-D-グルカンの制がん機構は、免疫機能を賦活増強することによって、がん細胞の増殖を抑制・排除しようとする免疫療法に属する。このβ-D-グルカンが中心となって、ヘテログリカン、キチン質、ペプチドグリカン、食物繊維などが力を合わせて、相乗的な威力を発揮する。

β-Dグルカンの免疫機能賦活作用図

がん細胞は正常な細胞が悪性化したものであり、増殖を繰り返し、転移・再発する。がん細胞だけに作用し、正常な細胞を損なわず、副作用や害のない化学薬品の開発は用意ではない。そこで登場し、重要な役割を担っているのが免疫療法剤としてのキノコ多糖体である。すでに制がん剤としての開発も行われてきた。日本では、シイタケ、カワラタケ、スエヒロタケから三種三様の多糖体制がん剤が実用化されている。

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マイタケDフラクションを代替療法に活用

マイタケDフラクション』の開発者である神戸薬科大学の難波宏彰教授が先陣を切ってマイタケに関するデータを収集してきた一昨年、全米がん治療シンポジウムで発表した内容は大きな波紋を広げ、アメリカの研究チームがデータをつぶさに検証することになった。

マイタケ(舞茸)イメージ図

その結果、がん細胞の抑制に効果的で、代替療法的に使えることが認められた。難波教授は、マウスやラットを使った実験で、マイタケから抽出したD-フラクションという物質にがんの転移と再発を抑えるすぐれた効果があることを発見した。D-フラクションは、約10年前に難波教授が発見したβ-グルカンという多糖体と蛋白質の結合体だが、これにがんの増殖を抑える力があり、しかも経口投与の場合でも腹腔注射や静脈注射をした場合とほぼ同等の効果があることをつきとめた。さらに難波教授は、D-フラクションにがんの増殖の抑制だけでなく、患者に恐れられている転移と手術後の再発を抑制する効果があるかどうかを、マウスを使って実験した。D-フラクション非投与群の転移がん病巣の数を100とすると、投与群ではわずかに7.9で、転移抑制率は92.1%であった。また、ラットに肝臓ガンを移植し、抗ガン剤とD-フラクションの併用実験を試みた。これにより、抗ガン剤の単独投与に比べてD-フラクションの相乗効果が改めて確認された。

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