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糖鎖栄養素

細胞のアンテナのはたらき

生命科学の研究で解明されつつある免疫賦活、抗腫瘍作用など生命維持に重要なはたらきをしている糖鎖(Sugar Chain)について解説します。

「糖鎖」は細胞の情報交換をするアンテナ

糖鎖は

私たちの体は多数の細胞から成り立っていて、個々の細胞は生命活動を維持しています。即ち、個々の細胞の正常な生命活動の集合体によって健康生活を維持しています。細胞が正常な活動を維持するためには、他の細胞との情報交換、体内に侵入したウィルス、病原菌、有害物質などの識別、異常分裂を始めたガン細胞の

識別などをするために「糖鎖」と呼ばれる鎖状の糖質でできたアンテナを細胞表面に多数備えていることが最近の生命科学研究で解明されています。この糖鎖はインシュリンなどのホルモンの受容体としても働くなど細胞自身の生命活動に必要な情報を受取る役割をしています。

糖鎖栄養食品とは

ツバメの巣

糖鎖生合成の原料となる単糖類含有成分、乳糖、ブドウ糖、キダチアロエ末、マイタケ末、グルコサミン、ムコ多糖、ホエイ末、アセチルグルコサミン、デキストリン、メカブ抽出物、燕窩末、キシロース、グルコン酸亜鉛、及びビオチン、ビタミンC、ナイアシン、パントテンカルシウム、ビタミンB群を配合した総合栄養食品です。

「糖鎖」の多彩なはたらき

糖鎖のはたらきは、細菌、ウィルスなどに対する防御機構、細胞分裂、生命活動を正常に保つ恒常性維持など非常に多彩な細胞活動に関わっています。最近の研究で解明された糖鎖のはたらきの一部を紹介すると以下の通りです。

血液型の決定

血液型のA、B、AB、O型は血球の糖鎖の種類の違いによって決定されています。

細菌やウィルス感染予防

細菌、ウィルスなどの病原菌が体内に侵入したとき、最初に病原菌の種類を判別するための情報の読み取り、解読して感染を予防する為の免疫対策を整えるには糖鎖がセンサーの役割をしています。

腫瘍、ガンなどの異常増殖

細胞がガン化すると細胞表面の糖鎖の分子形状に分枝化などの変化が起こります。この形状分枝変化が大きいほどガン組織の増殖速度が速くなると言われています。ガンの転移にも糖鎖が関係しています。

恒常性の維持

細胞単位の生命活動における糖鎖の機能は、細胞の集合体である体の組織、器官の機能を正常に維持し健康体を保つ恒常性(ホメオスタシス)の基本になります。糖鎖は、神経伝達、骨髄細胞の血球への分化、細胞間の自己・非自己認識、プログラムされた細胞死(アポトーシス)など多くの生命現象に関わっていますので、病態の解明、診断、治療など臨床応用への今後の研究が注目されてます。

糖鎖を構成する糖

糖鎖は細胞膜の蛋白又は脂質と結合して細胞表面に多数存在し、それらの糖鎖はグルコース、ガラクトースなどの単糖類がグリコシド結合、分枝してできています。単糖類にはペントース、ヘキソース、アミノ糖、ウロン糖などを含め組み合わせが多く、糖鎖の種類は膨大な数になります。

通常は、食事から摂取する糖質栄養素から糖鎖が体内で生合成されていますが、できるだけ多種の単糖類を摂る為に糖質栄養素含有食品を摂取することには意義があるでしょう。

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