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マイタケ(舞茸)の研究4

マイタケ(舞茸)D-フラクションの効果、マウス実験とアメリカでの臨床例で確認

マイタケD-フラクションの発癌防止

マウス実験−肝臓の発癌率比較グラフ(D-フラクション投与実験)

それでは、マイタケ(舞茸)を使って、健康な細胞から癌が発生するのを防ぐことは出来るのでしょうか。また、実験用マウスを3つのグループに分けます。(A)グループは通常の餌、(B)グループにはマイタケ粉末を20%含ませた餌、(C)グループには、体重1kgあたり1mgのD−フラクションを経口で与えます。つぎに、それぞれのグループのマウスに発癌物質を一週間に三回づつ与えます。

60日後、肝臓に発生した腫瘍と数を数えてみました。左のグラフがその結果です。対象群グループである(A)グループの発癌率を100とすると、マイタケを餅に混ぜた(B)グループの発癌率は22.2%、D−フラクションを与えた(C)グループの発癌率は9.7%という結果でした。私たちの生活する環境には、さまざまな発癌性化学物質が存在します。この実験結果からみると、マイタケ(舞茸)はある程度、そのような物質からの発癌の危険性を押さえるのに役立つかもしれません。

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化学療法の効果を増進

D-フラクションと抗癌剤CMM比較グラフ

最近の実験で、D−フラクションと、化学薬品の中でもよく使用されているマイトマイシン−C(MMCと呼ばれます)という強い抗癌剤との比較をした実験がありました。微量のD−フラクションの服用だけで、対象群に比べて約80%の腫瘍抑制が見られました。MMCだけの場合は30%の抑制でした。ところが、D−フラクションとMMCをそれぞれ半分の量に減らして、一緒に服用した場合、何と、98%の抑制が確認できました。明らかにこのこつの相乗効果があったことが解ります(上グラフ)。

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患者の生命の質を上げる

D-フラクション−臨床例の統計グラフ

右のグラフは、1995年10月にフロリダ州タンパ市で開催された“補助栄養と癌治療のシンポジウム”で紹介された臨床例の統計で、マイタケ(舞茸)の効果があらゆるタイプの末期癌患者にどのように作用したかを示すものです。

この実験に参加した165名の患者にマイタケ(舞茸)のD−フラクションを一日あたり35mgから100mgとマイタケ(舞茸)の原末を固めた錠剤を与えた治療、または、化学療法による治療にD−フラクションとマイタケの原末錠剤を加えた治瞭のいづれかが施されました。これは、医薬と比較する、くじ引き実験ではありませんが、この統計を見る限り、乳癌、肺癌、肝臓癌にはマイタケを使用した治療が良い結果を示しているのに対し、骨肉腫、胃癌、血液の癌(白血病)にはあまり大きな改善は見られませんでした。

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D-フラクション−抗ガン剤の副作用比較グラフ

しかし、ここで注意に値することは、癌のタイプに関わらず、全てのタイプの癌患者に共通して言えることは、化学療法とマイタケ(舞茸)を併用することで、化学抗癌剤によって生じる極度の副作用が緩和された、ということです〈左グラフ)。

たとえば、吐き気、頭髪の抜け毛、白血球異状、といった症状が9割の患者に認められました。また、痛みの緩和は83%の患者から報告されました。マイタケ(舞茸)やD−フラクションが癌の治療こなる、と断定する事は出来ませんが、少なくとも免疫力を活性化し、副作用がなく、しかも患者さんたちの生命の質を向上させるのに役立つであろう、と言えると思われます。

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