NPO補完代替医療推進センターCAM

サイトマップ|団体案内|更新履歴

ホーム糖鎖関連トップ糖鎖栄養素含有食品>糖鎖食品の構成成分2

糖鎖栄養素含有食品(糖鎖食品)の主要成分2

糖鎖栄養素含有食品含まれる8つの単糖グルコース・ガラクトース・マンノース・フコース・キシロース・N-アセチルグルコサミン・N-アセチルガラクトサミン・N-アセチルノイラミン酸の活性物についての説明とツバメの巣「燕窩」(エンカ)詳細ページ。

糖鎖の形成に必要な8種類の単糖

糖鎖の形成に必要な8種類の単糖

糖鎖の形成に必要な8つ糖の種類とその活性物について

「糖鎖の形成に必要な8種類の糖とその働き」一覧表
単糖 糖質を含む食材 その働き
グルコース ほとんどの植物・穀類 主にエネルギー源、免疫活作用
ガラクトース 乳製品 免疫系に重要、ガンの成長・転移阻害腸内、細菌の維持・Caの吸収の増加
マンノース アロエ・サボテン・多くの植物・燕窩 免疫系に重要、マクロファージー活性化
細菌感染阻害、糖尿病治療、抗炎症
フコース 藻類・亜麻・茸フコイダン・燕窩 免疫系に重要ガンの成長・転移阻害
気道感染症治療
キシロース 殼物や植物の皮 殺菌作用、病原体・アレルゲンの結合阻害
N-アセチルグルコサミン 燕窩・カニなどの甲羅 変形性関節症治療、グルコサミノクリガン形成、ガンの抑制(グルコサミンとして評価)
N-アセチルガラクトサミン 燕窩・牛乳 ガンの増殖・転移に関与
N-アセチルノイラミン酸 燕窩・母乳 脳の発育に作用、免疫系に関与
粘膜の粘度調節(細菌感染防止)
備考 グルコース、ガラクトースは食事から補うことが出来ます。

上に戻る

糖鎖の単糖について

◆N-アセチルグルコサミン

N-アセチルグルコサミンは、カニ、エビなどの甲殻に含まれるキチンから取り出される白い結晶性の粉末です。ブドウ糖と同じ単糖類の一種で、かすかな甘味があり、多くの生体調節機能を持っています。当社はキチン、キトサンから各種糖類を取り出してきましたが、このN-アセチルグルコサミンもその一つです。この物質の機能については、(1)美肌づくりや変形性関節症の改善効果(2)記憶学習能向上(3)ビフィズス菌を増殖させることによる整腸効果―などのあることが分かっています。

◆N-アセチルノイラミン酸(NeuAc)

25種類以上存在するシアル酸の代表的な分子種

細胞表面の陰性電荷に大きく関与細胞間伝達機能細胞の得異的認識機構に重要な役割

N-アセチルノイラミン酸は、糖鎖の末端に存在し、糖鎖伸長のストップサインでもあるシアル酸、糖鎖認識分子によって認識される糖鎖リガンド構造の重要な要素となっている。シアル酸の構造が修飾されると、認識は成立しなくなることから、シアル酸の構造多様性は糖鎖による情報伝達の際のオン・オフを決定する要因の一つとなっている。自然界には30種を超えるシアル酸の構造多様性をもたらす因子の生物学的重要性が明らかになり始めている。

参考文献:「シアル酸の分子多様とその生物学的意味」

鈴木明身(理化学研究所フロンティア研究システム生体超分子システム研究グループ)

上に戻る

燕窩(ツバメの巣)について

燕窩(ツバメの巣)について−糖鎖機能食品成分(糖鎖食品)【燕窩】

糖鎖栄養素含有食品で使用されている、燕窩(ツバメの巣)の詳細説明。

燕窩(ツバメの巣)とは

燕窩(えんか)とはアナツバメ(中国名は金絲燕)という種類のツバメの作る食用の巣です。燕窩はアナツバメが、産卵期に発達した唾液腺から分泌される唾液を固めて約1ヶ月かけて作ります。アナツバメの分布はマレー半島、ジャワ、スマトラなど東南アジアのごく限られた地域で、最大の産地はインドネシアです。生息の北限は、ベトナム北部からブータンといわれています。

日本では、高級中華食材として知られている燕窩(えんか)は、中国の漢方書によると、栄養を補給し、熱性疾患や脱水状態を治し、血液・栄養などの循環を適正化し、気力を充実させる等の薬効が伝えられています。その他にも、肺疾患や健胃、去痰、皮膚の若返り、小児・老人・病後回復期の滋養食として利用されてきました。

燕窩(えんか)には、糖鎖に必要な栄養素L−フコース・N−アセチルノイラミン酸・ガラクトース・マンノース・N−アセチルガラクトサミン・N−アセチルグルコサミンが含まれています。

洞窟に作られる燕窩

燕窩(えんか)は、海岸岩山の洞窟の中30mから50mとも言われている高さに作られます。現地での巣の採取人は特別な採取人の集団だけに許され、乱獲を防ぐために厳重な監視のもとに行われます。

燕窩(えんか)は年間の採取量も制限されており、貴重な食材として現在でも珍重されています。採取の技術も特殊で、洞窟30m以上の高さもで竹製のはしごがかけられ、そこへ摂取人が素足で登り巣を採るための特殊な道具を用います。

1級燕窩

燕窩(えんか)の原料は大きく1級品と2級品に分けられます。1級品は外見上白く羽や異物の混入はほとんどありません。2級品はこれらの異物が多く、色も黒褐色をしており、これを取り除くために大量の水で洗ったり、漂白しなければなりません。しかも、1級品と2級品は見かけの差だけでなく、その生理機能にも大きな差があると報告されています。

燕窩(えんか)は1級品燕窩のみを使用して製造しております。そのため高い生理効果があるとが判っております。また、燕窩は、現地において厳重な選定試験を行い、合格した燕窩のみを原料として使用しております。

上に戻る

養陰潤燥補中益気(燕窩に関する中国の伝承)

中国では1500年前、6世紀頃から燕窩が食べられていたようで、食物関連文献に登場するのは14世紀中頃からです。当時は主に宮廷料理で皇帝に珍重賞味されていました。明(みん)の時代の熹宗帝も宮廷料理で燕窩を賞味していたようです。燕窩は下記のような数々の食効が言い伝えられていますが、その希少価値の高さすら、ごく限られた上流階級の人々の間でしか食べされていませんでした。

漢方薬としての燕窩の効果

漢方で、燕窩(えんか)には、「補中益気」の効果があるとされ、主に疲労回復、肺結核、吐血、慢性下痢、慢性マラリア、喉、胸のつかえや吐き気を治すのに使用されています。

滋養

日本では、高級中華食材として知られている燕窩(えんか)は、中国の漢方書によると、栄養を補給し、熱性疾患や脱水状態を治し、血液・栄養などの循環を適正化し、気力を充実させる等の薬効が伝えられています。その他にも、肺疾患や健胃、去痰、皮膚の若返り、小児・老人・病後回復期の滋養食として利用されてきました。

美容

燕窩(えんか)には若返りと美容の効果があると言われ、宮廷の女性や、上流階級の婦人達など、ごく限られた人たちが、美貌と若さを保つために好んで食していたと伝うられています。

強壮

幼児期から虚弱体質であった、ベトナムのシン=マン(MINH-MANG)皇帝が公務のストレスから体調を崩し性的不能な状態になってしまった時に、毎日燕窩スープを飲むよう主治医に勧められました。その後、毎日3杯の燕窩スープを飲み続けたミン=マン皇帝は気力・体力とも充実し、現在のベトナムの基礎を築く事となりました。また、性的不能により後継ぎのことで悩んでいましたが、燕窩(えんか)のおかげで、その後75人の皇子と83人の皇女に恵まれたとの言い伝えが残っています。

◆「燕窩」関連ページ

高級食材・アナツバメの巣「燕窩」(乾燥物)

上に戻る▲